親父伝説　　第十六章　｢酒ー上編｣の巻｜名古屋金山のパワーストーンショップ vegetto(ヴェジット)

親父伝説　　第十六章　｢酒ー上編｣の巻

2013年01月06日: 親父伝説

　　今回のお話は　五年位前の出来事である

　　きょうの親父殿　朝から　お出かけのようだ

　　静かでいい

　　数日後　親父殿が　私にこう言った

　　｢最近　俺は酒が強くだったんだ
｣

　　って　又も　不思議な事を言っている

　　還暦を　とうに過ぎた人が　今更

　　酒に強くなるはずも無いのだが

　　本人は　真顔で　私に話すのだ

　　だが　数日後にその理由が明らかに

　　なるのだが

　　親父殿の義弟が　家に来た時

　　誰もおらず　仕方なく自分で

　　緑茶の葉を入れ　湯を注ぐ

　　何て　素晴しい光景だろう

　　何１つ　自分でやらない　親父殿が

　　お茶を入れているではないか

　　叔父さんは　有難く　そのお茶を飲んだ

　　その瞬間　思いっきり吐き出した

　　何事だ

　　｢お義兄さん・・・　｣

　　｢これ　焼酎だよ｣

　　そう　ポットに入っていたのは

　　湯では無く　焼酎なのだ

　　何故　そんな事になったのか

　　犯人は　そう　　｢親父殿｣

　　　　　　　続く・・・
　　

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