親父伝説第十七章｢爺バカ全開物語ー下｣の巻｜名古屋金山のパワーストーンショップ vegetto(ヴェジット)

親父伝説第十七章｢爺バカ全開物語ー下｣の巻

2013年02月06日: 親父伝説

　　　俺が払う
　って

　　　何とも　信用出来ない

　　　全開になる前に手を打たなければ

　　　孫を連れて部屋に帰した私

　　　知らない方は　何てヒドイ娘

　　　と　思うかもしれないが

　　　読み終わる頃には　それが

　　　｢正解｣
　って思うだろう

　　　チェックアウトの時間なので

　　　フロントへ
招待した以上

　　　私が払わなくては

　　　請求額を見て　眉間しシワがよる私

　　　｢クソ　親父めぇ
｣

　　　早速　親父殿の元へ

　　　｢昨日の飲み代｣って　手を差し出す

　　　チラッとこちらを見て

　　　孫を高い高いしながら

　　　｢ママちゃんが　お金って｣

　　　｢イヤぁね｣
などと

　　　おどけながら　孫に喋りかけている

　　　｢俺が払うんでしょ
　お金｣

　　　再度　請求する私

　　　すると　｢ママちゃんはうるさいねぇ~｣

　などと　言いながら財布を差し出した

　　　開けて見ると

　　　千円札が３枚と少しの小銭が

　　　｢全く　足りませんが・・｣　

　　　すると　孫を見ながら

　　　｢だって　お父さんの全財産それだけだもんね~｣

　　などと　笑っている

　　　自分の飲み代でも足りないじゃないか

　　　なんで　持ってないのに　大判振る舞いするの

　　　｢だって　皆が　〇都の事可愛いって言うから｣

　　　ふざけるなよっ
顔が引きつってしまう

　　　こんな事は　初めてではないのだ

　　　飲むと気が大きくなり　すぐ

　　　大判振る舞いするのだ

　　　予測できたので　強制的に部屋に

　　　帰らせたのである

　　　全く　親父殿と出かけると

　　　余計な出費が増えて仕方ない

　　　そんな　予期せぬ出来事を含め

　　　一緒に出かけるのは　

　　　一苦労なのである

　　　親バカならぬ　爺バカではないか

　　　フツフツと怒りが込み上げてくるが

　　　日頃のねぎらいと思い我慢だ

　　　誰よりも　旅行を満喫した

　　　親父殿は　今日も我道を行く

　　　

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