親父伝説第二十四章　｢たこ焼き｣の巻｜名古屋金山のパワーストーンショップ vegetto(ヴェジット)

親父伝説第二十四章　｢たこ焼き｣の巻

2013年06月11日: 親父伝説

　　先日　久々に　たこ焼きを買った

　　久々なの
　そう久々なのだ

　　それは何故か

　　親父殿のせいである

　　親父殿がこよなく愛す

　　我長男
　ＴＶを見ながら

　　｢僕　たこ焼き大好き
｣

　　ハッ
　今の台詞は聞こえたのか

　　動かない
　良かった

　　数日後　朝早くから　ピンポ～ン

　　こんな時間に来るのは　親父殿

　　しか居ない
今日は一体何だ

　　扉を開けると　満面の笑みの

　　親父殿
　手には袋

　　私を押しのけ　我長男を呼ぶ

　　｢どぉしたの
｣　我息子が問う

　　｢○都はたこ焼きが好きだろ
｣

　　袋から取り出した物
　そう

　　｢たこ焼き｣　それも冷凍の

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

　　画像は出来たてだが　実際は

　　大袋に５０個も入った　たこ焼き

　　ご丁寧に２袋
　１００ヶだ

　　さすがに長男も　こう言った

　　｢僕は好きだけど　こんなに
　　　　食べられないよ
｣

　　当たり前の事である

　　だが　親父殿は　こう言った

　　｢冷凍すれば　チンして食べれるぞ
｣

　　そんな事　子供でも分かるわ

　　問題は収納である

　　｢こんなにも　入らないから
　　　　１袋持って帰ってくれないかな｣　

　　｢冷凍庫片付ければ入るだろ｣

　　２袋も入る訳ないだろっ

　　私の胸の内だが

　　無理だってば

　　食い下がる私

　　｢○都が好きって言うから
　　　買ってやったのに　
　　　持って帰って誰が食べるんだ
｣

　　と　逆ギレだ

　　誰が食べるか考えて買いなさいよ

　　｢○都だがや
｣と　シレッと

　　答える親父殿

　　一体どれだけ　食わせる

　　つもりだ

　　仕方なく　朝から冷凍庫を

　　片付け　無理やり

　　たこ焼きの収納スペースを

　　作ったのだ

　　そんな事があり　我が家では

　　早くたこ焼きを消化すべく

　　努力した結果　当分

　　たこ焼きは　見たくない

　　って　なったのだ

　　何事も　程ほどが丁度良いのだが

　　親父殿には　通じない

　　可愛い孫に　大好きな

　　たこ焼きを届けて　

　　ご満悦で　帰った親父殿

　　相変わらず　我道を行く

　　親父がここに

　　

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